助成事業

【調査研究助成】名古屋工業大学 岡本 英二准教授の研究報告サマリーをご紹介します

【研究者】
名古屋工業大学 岡本 英二 准教授

【研究テーマ】
自動運転用V2X性能予測と低遅延化技術の構築

【研究期間】
2019.4.1 ~ 2021.3.31


【研究サマリー】

完全自動運転実現のための技術開発が進んでいるが、自動化が進むほど自律型制御に加えて周辺の車両や環境とのvehicular to everything(V2X)無線通信による情報のやり取りが必要となる。このV2Xは高信頼・低遅延な伝送が可能でなければならないが、車両が基地局から遠い場合、受信電力が低下し伝送誤りと再送が発生し、自動運転通信の要求条件を満たせなくないことが課題となっていた。そこで本研究では車両無線通信の低遅延化・高品質化を実現するための技術構築を行った。

具体的には基地局により近い車両に、遠方車両のデータのリレー伝送を行ってもらう車車間協調通信技術を適用し、かつ近傍車両の情報伝送も可能となる手法を提案した。そしてどの車両をペアリングするかについて、位置データと車両混雑度に基づき適切なペアを選択し、遠方車両の伝送品質が向上しつつ基地局がカバーする範囲全体のスループットも向上する技術を構築した。これらの提案技術の性能改善については、交通流シミュレータと伝送シミュレータの統合解析により明らかにした。


【本助成研究にかかわる成果】
車車間協調伝送システムにおける中継車両選択機構の改善に関する検討

Performance improvement of V2I uplink transmission on far vehicles using frequency scheduling-based cooperative V2V relay transmission


【本助成についての感想】
貴財団研究助成により、チーム活動を行うことができ研究をより活性化することができました。この度はご支援をいただきまして誠にありがとうございました。