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助成事業

2018年度調査研究助成 京都大学 山本高至准教授の研究報告のサマリーをご紹介いたします。

【研究者】
京都大学大学院情報学研究科 准教授 山本 高至

【研究テーマ】
確率幾何学とゲーム理論融合による無線解析

【研究期間】2017.4.12020.3.31

【研究サマリー】
無線通信システムの発展・普及に伴い、通信は超高密度化している。これに伴い、無線通信特有の問題である電波干渉もより複雑になりつつあり、効率的に通信を行うためには、高度なチャネル選択などの無線リソース制御が必須である一方、そのシステムレベル解析は、計算機シミュレーションに頼らざるを得ないと考えられてきた。本研究では、電波干渉が無線局間の相互作用であることに着目したゲーム理論を導入するとともに、空間的な電波干渉の分布の解析を可能とする確率幾何を融合させた解析手法の創出を目的とした。加えて、近年発展が著しい強化学習の知見も取り込んだ結果、これまで知られている方式より高速な無線リソース制御チャネル探索が可能となることなどを明らかとし、その成果は無線通信のトップジャーナルであるIEEE Transactions on Wireless Communicationsをはじめとした3誌に掲載された。

【本助成研究にかかわる成果】
S. Kamiya, K. Yamamoto, S.-L. Kim, T. Nishio, and M. Morikura, “SINR distribution and scheduling gain analysis of uplink channel-adaptive scheduling,” IEEE Trans. Wireless Commun., vol.19, no.4, pp.2321-2335, Apr. 2020.

Y. Koda, K. Nakashima, K. Yamamoto, T. Nishio, and M. Morikura, “Handover management for mmWave networks with proactive performance prediction using camera images and deep reinforcement learning,” IEEE Trans. Cogn. Commun. Netw., (early access), Dec. 2019.

W. Deng, S. Kamiya, K. Yamamoto, T. Nishio, and M. Morikura, “Thompson sampling-based channel selection through density estimation aided by stochastic geometry,” IEEE Access, vol.8, no.1, pp.14841-14850, Jan. 2020.

【本助成についての感想】
新規分野の創造的研究に対して助成を頂き、大変感謝しております。
今後も、得られた成果の発展を目指します。