KDDI財団は、2024年6月29日に明治大学中野キャンパスで開催された「2024年度春季(第50回)国際コミュニケーション・フォーラム」(公益財団法人情報通信学会主催)に共催しました。
このフォーラムでは、「能登半島地震 震災対応で放送・通信は進化しているか」をテーマにディスカッションが行われました。大規模震災が発生したときに、私たちの生活を支える通信インフラをどのように整備し、維持するのか。また、スマートフォンなどの端末や、実際に発信される情報をどのように確保するのか。これらの課題について、関係者や専門家が報告を行い、意見交換しました。
総務省の湯本 大臣官房総括審議官の基調講演に続き、放送業界・通信業界の関係者が登壇し、能登半島地震における対応の具体事例とともに、過去の災害復旧時から進化した取り組みが報告され、活発な議論が繰り広げられました。
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▲ショートプレゼンとディスカッションの様子
各報告の総括として、デジタル政策フォーラムの谷脇代表幹事より、通信各社のネットワークインフラの復旧は過去の大震災の経験が生かされ、格段に早くなったが、SNSで多くの偽情報が流布するなど、ネットワーク上に乗るプラットフォームやコンテンツの課題が浮上したとされました。
フォーラムでは、今回の報告を踏まえ、政策的な提言を行うことを視野に、さらに議論を深めていくとして閉会しました。