ICT 普及事業

【DC教育】JDiCEとの共催で「リアルゼミ草加」を開催

〜教育をこどもまんなかにアップデートするデジタル・シティズンシップ教育の推進〜

2025年8月6日、KDDI財団は、日本デジタル・シティズンシップ教育研究会(以下、JDiCE)と共催により、「リアルゼミ草加」を開催しました。
「リアルゼミ」は、全国各地でデジタル・シティズンシップ教育の推進を目的として継続的に開催されている教育イベントで、今回8回目の開催となります。

開催地である草加市は「こども まんなか そうか」の理念のもと、こどもの声を聴く仕組みの拡充、包括的支援体制の構築、地域との連携強化、そしてデジタル化の推進を重点方針として掲げています。こうした市の取り組みは、今回のテーマと合致しており、日本におけるデジタル・シティズンシップ(以下、DC)の啓発と質の高いDC教育の機会創出を目的として開催されました。

イベント冒頭では、KDDI財団の江上専務理事が挨拶し、当財団の使命を「ICTが開く豊かな未来社会の実現」と紹介し、さらに、国際協力事業と教育文化支援という2つの活動の柱とその実績を説明しました。
また、デジタル・シティズンシップ教育が生徒の学習体験を豊かにし、デジタル社会で成功するための基盤構築に寄与することを強調するとともに、最終的には豊かで平等な社会の実現に貢献できるとの確信を示し、本セミナーの意義を述べました。

今回は、「多様性と包摂」をテーマとした基調講演をはじめ、学校・家庭連携によるデジタル・シティズンシップ教育の実践事例や、保護者参画の重要性について議論し、「教育をこどもまんなかにアップデートするために」デジタル・シティズンシップの視点から何ができるのかを探求しました。

すべての子どもが安心してデジタル世界で学び、つながり、創造できる社会の実現に向けて、教育関係者、行政関係者など多様なステークホルダーが一堂に会し、知見を共有する機会となりました。デジタル・シティズンシップ教育の普及・発展に向けた新たな取り組みの方向性を見出すことができました。

開催概要

開催日 :2025年8月6日
開催地 : 埼玉県草加市
開催形式:オンラインと対面のハイブリッド方式
主催  : 日本デジタル・シティズンシップ教育研究会(JDiCE)
共催  : 公益財団法人KDDI財団
後援  : 埼玉県、草加市教育委員会、戸田市教育委員会、川越市教育委員会

主な内容

  • 「多様性と包摂」をテーマとした基調講演
  • 学校・家庭連携によるデジタル・シティズンシップ教育の実践事例発表
  • 保護者参画の重要性に関する議論・討論

挨拶する江上専務理事

会場の様子