国際協力事業

【海外プロジェクトレポート】 ラオスでインターネット技術研修を開催

2024年5月27日~29日、KDDI財団は、ラオス ヴィエンチャン市において、APNIC (Asia Pacific Network Information Centre)から講師を招き、ラオス技術通信省の各局および同省ヴィエンチャン支部の関係者約30名を対象に、ネットワーク技術のスキル向上を目的としたインターネットルーティング研修を開催しました。

本研修は、2022年12月から同省通信規制局と協同して定期的に開催しており、4回目の開催となります。今回は、“Internet Routing with RPKI”と題し、公開鍵基盤にフォーカスしました。研修に先立ち、通信規制局のスッチャイ ロロンセシイ局長にご出席いただき、KDDI財団関係者、APNICの講師陣、および研修生全員が参加して開講式を行いました。スッチャイ ロロンセシイ局長からは、「ラオスにおいて公開鍵基盤は新しい技術の1つであり非常に興味を持っているため、時間が許せば自らも研修に参加したい」との意欲的なコメントがありました。

開講式(右::スッチャイ局長 左:KDDI財団 宮武)

▲主催側関係者(右からAPNIC講師2名、スッチャイ局長、KDDI財団 宮武、万木)

2022年12月に本研修が開始された当初、講義は、英語のみで行われていました。しかし、研修生の理解度向上のため、APNICのご協力を得て、講義は英語とラオス語を組み合わせて行うように改善しました。この取り組みは研修生から好評を得て、質問や発言が活発になり、積極的に取り組む姿が見られました。研修最終日には閉講式を開催し、当財団よりAPNIC発行の研修受講証明書(終了証)を研修生一人ひとりに授与し、その努力を称えました。

▲研修風景

▲研修終了後の記念撮影(終了証を手にする研修生の皆さん)