助成事業

Bridge for Fukushima の活動「あいでみ」の報告会にいってきました

2月6日(土)2015年度助成団体「Bridge For Fukushima」の「あいでみ報告会」に参加しました。

「Bridge For Fukushima」は2011年の東日本大震災の後、被災地福島の支援活動を開始した団体です。

支援活動をする中、地元の高校の先生より”復興のアイデアを競う大会に出る生徒たちの指導を”との依頼を受け高校生の伴走者として手をさしのべています。

高校生たちは、震災後、周りの大人たちの精一杯できることに取り組む姿を見て、自分たちはどういったことで社会に貢献できるかを考える、2012年に関係が悪化した中国との交流に目を向け活動を開始しました。

”あいでみ”とは会津地方の方言で”おいで”という意味だそうです。

”あいでみ”の活動は、日本と中国の高校生がそれぞれの国を訪れ、生活を体験し、気付きを得るというものです。

7月には中国の高校生を招聘。震災被害の大きかった相馬地区を一緒に訪れ、中国の学生の「こんなきれいな町だから、必ず復興してほしい、復興するよ」の言葉に感動し、心の交流を実感したとのことです。

12月には福島の高校生が上海を訪問。学校の授業、家庭訪問等、中国側の学生の日常を体験しました。授業体験では中国の英語教育のレベルが日本に比べて遙かに高いことに驚き、家庭訪問では心のこもった手料理で家族みんなで歓迎してくれたことに心動かされたとこと。

1年間の体験を通し、自分たちが今まで抱いていた中国、中国人に対する負のイメージが払拭され、”偏見”を捨てることで世界が広がる。本当の国際交流とな何かをということを痛感したとのこと。自分たちは、将来、中国のみならず、世界に目を向け活躍したいと目を輝かせていました。

”あいでみ”の活動は今年4年目を迎えます。毎年高校2年生が中心、新メンバーとして1年生が入会・・という形で今後も引き継がれていきます。