助成事業

北海道大学 中学生対象 AIとデータサイエンスを知って親しむ講義×体験イベント2019

7月27日(土)KDDI財団が共催する中高生対象の夏休み理科実験教室の1つである「北海道大学中学生へのデータサイエンス普及事業実行委員会主催のAIとデータサイエンスを知って親しむ講義×体験イベント2019」が北海道大学人材育成女性研究者支援室、数理・データサイエンス研究センターとKDDI財団共催のもと開催されました。

今年度より、夏休み理科教室の開催大学を3大学から5大学に拡充し、北海道大学では初めての開催でした。

約260名もの参加希望者より厳選な抽選で選ばれた51名の札幌市内の中学生が参加しました。

午前中は、長谷山美紀教授による「画像処理で広がる未来~わくわくする未来につながる最先端研究~」をテーマの講義とKDDI北海道総支社 毛利尚子さんより「高速で大容量の通信システム5Gで実現する世界」をテーマにKDDIの次世代技術5Gについての紹介がありました。

<長谷山教授の講義>

お昼は、セミナーをお手伝いしてくださる大学院生のお兄さんお姉さんたちと一緒に学食で美味しいランチをいただき、参加者同士の交流を深めました。午後の最初のセミナーは、小川 貴弘北海道大学大学院情報科学研究院准教授による「自分たちで組み立てたパソコンでAIを動かしてみよう!」をテーマの講義と演習が行われ、PCを分解し、CPUとは、メモリーとはどんなものを目で見てその役割を確認しました。

<PCの中を覗く中学生たち>

2つめは「データーサイエンス研究の現場探検と最先端の情報技術を体験」ということで北海道大学の最先端の研究技術を体験しました。また、同時進行で保護者向けに、長谷山先生による「未来の職業が生まれる?~2030年に必要とされるスキルを考える~」をテーマに講演が行われました。  現在の中学生が大学生となるころ、  サイエンスによりどのような社会になっているか?また、その社会に貢献する北海道大学の教育方針等を紹介頂きました。

今回のセミナーは、大学の授業形式に則り実施され、参加した中学生は大学の授業の一端を体験することができました。セミナーを通し、参加者が将来、デジタルサイエンスを駆使し社会の発展に寄与してくれることを願っています。