公益財団法人KDDI財団は、厳正なる審査の結果、「KDDI Foundation Award 2022」の受賞者を決定いたしました。
表彰式は、2023年3月に東京都内にて開催予定です。
「KDDI Foundation Award」は、ICT が拓く豊かな未来社会の実現を目指し、技術、産業、制度、社会、文化、医療など広範囲の研究において、ICT の普及・発展、グローバル化、ICT を利活用した社会的課題の解決など、社会の持続的発展に貢献する顕著な業績を挙げた個人を表彰するものです。
今年度の受賞者は、以下の7名です。※受賞者の所属は、9月16日現在の情報です。
KDDI Foundation Award本賞
岡野原 大輔
Preferred Networks 代表取締役 最高研究責任者
業績:先進的情報基盤技術の研究と実用に関する貢献
KDDI Foundation Award業績賞
黒田 敏史
東京経済大学 経済学部 准教授
業績:モバイルOSがモバイルサービス市場に与える影響についての研究
高口 鉄平
静岡大学 学術院情報学領域 教授
受賞業績:パーソナルデータの経済学的研究
清水 佳奈
早稲田大学 理工学術院 教授
業績:Society5.0時代の生命科学を支えるプライバシ保護技術の研究
種村 拓夫
東京大学大学院 工学系研究科 電気系工学専攻 准教授
業績:集積フォトニクスによる光波制御素子の先駆的研究
寺田 麻佑
一橋大学 ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター 教授
業績:AI・先端技術と立法課題の研究
KDDI Foundation Award貢献賞
木寺 正平
電気通信大学大学院 情報理工学研究科 准教授
業績:マイクロ波・ミリ波帯電磁波による
超高精度・多元的イメージングの研究
審査委員長による講評
森川 博之
東京大学 大学院工学系研究科 教授
第5回「KDDI Foundation Award」は、前年度を上回る多数の応募をいただき、厳正なる審査の結果、KDDI Foundation Award本賞1件、業績賞5件、貢献賞1件を決定しました。
審査にあたり、学術的成果に加え、ICTを利活用した社会的課題の解決や持続的発展における貢献などを考慮して評価を行いました。
受賞者の業績については、学術分野における貢献が顕著であることに加え、最先端情報技術の開発・実用化、異なる分野の融合による革新的なアプローチ、情報通信分野の政策形成など社会に与えるインパクトのほか、次世代の研究者や技術者に多大な影響を与えている点を高く評価しました。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、急速に社会全体のデジタル化が進展する中、受賞者の皆さんが情報通信技術の発展、さらには将来における情報通信分野の牽引者となられることを期待いたします。