助成事業

九州大学と「中学生の科学実験教室2022」を開催

8月11日、KDDI財団は、九州大学大学院システム情報科学研究院と「中学生の科学実験教室2022~実用科学とプログラミングを体験しよう!~」を九州大学伊都キャンパスで開催しました。

▲電気を放つ装置をはんだ付けして組み立てる様子

本教室は、 九州大学大学院システム情報科学研究院を中心とした「理科教室企画実施委員会」が企画・運営する科学実験教室で、中学生を対象に受け身の知識の習得ではなく、自らで何かを調べる、作るといった体験や実験を通じ、コンピュータやエレクトロニクスなどの科学技術の面白さを実際に体験できる取り組みとして、1995年より毎年夏休みに開催しています。

今回は3年ぶりの対面開催で、中学生91名が参加し、「Scratchによるプログラミング入門」、「楽しいディジタル電子工作」、「放電装置の作製と実験」など計11テーマに分かれて実験を実施しました。各講座は、実験器具などが設置されている研究室等で行われ、参加した生徒たちからは「大学の実験器具を使った実験は貴重な体験で楽しかった」などの意見が多く聞かれました。
修了式では、各テーマごとに発表の時間が設けられ、生徒の皆さんが実験内容や感想などを発表するたび、会場は大きな拍手に包まれました。

本教室に参加した生徒たちが、今回を機に情報通信や科学技術に興味抱き、次世代を担う技術者になることを期待しています。

▲当日は参加者の中学生のほか、見学の保護者の方も多数来講されました。

▲PICマイコンを使ってオルゴールやルーレット、LED点灯の機能を持つデジタル回路を作製

▲海外の学生たちと交流するための資料を作成する様子。生徒たちはTeaching Assistantの学生とのコミュニケーションを楽しみながらも真剣に課題に取り組んでいました。