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国際協力事業

【海外プロジェクトレポート】ベトナム:ハノイ郵政通信技術大学とのAPT C1プロジェクト実証試験

災害用ドローンの実証試験を実施しました。

ベトナム国内は、新型コロナウイルス感染拡大の状況が一定の落ち着きを見せる中、日本からの出張も再開となり、7月下旬、ベトナムハノイ郵政通信技術大学とのAPT C1プロジェクト(※)の現地実証試験を行いました。
本試験は、災害地や災害を未然に防ぐことを目的に上空から土地計測を行い、災害前後の状況を比較し、解析・有効活用するこのプロジェクトの要となる実験です。

▲目的地上空に向かい、上空飛行を始めるドローン機材

当日は猛暑の中、道路開拓工事中の難路を通って密林へ移動し、実際にドローン機材を現地職員と調整しながら、実測データ取得の撮影飛行を行いました。これらのデータ取得作業は今後、各種土地改良・多角的災対用工事施策などに有効に役立てられることを目指し、継続して実施される予定です。

※APT(Asia Pacific Telecommunity:アジア太平洋電気通信共同体)の加盟国とともに実施する国際共同研究プロジェクト。アジア太平洋地域のICT研究者や技術者の高度な知識、技術ノウハウの交流促進を目的として実施されている。

▲開拓工事中の密林山道を機材を歩いて運ぶプロジェクトチーム

▲ようやく現地へ到着、ドローン操作機器の設営を開始

▲飛行前の機材調整・データ投入に余念がないスタッフメンバー技師

▲目的地の上空をフォーカス

担当者からのひとこと

当日現地に集合した現地政府関係者、操作技師、設計担当のハノイ郵政通信技術大学の教授陣と当財団担当者。地域の災害対策用試験飛行とあって、関係者が一堂に会し、試験の様子を真剣な眼差しで見守りました。
(上空飛行試験は政府からの事前許可を取得済み)