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国際協力事業

【海外プロジェクトレポート】ネパールでの「ロボットプログラミング教育」と「視聴覚デジタル教材活用」

ICT教育支援を実施している学校での活用状況を視察しました。

▲ロボットプログラミング教室の様子

9月、ネパール現地パートナーのOLEネパール(Open Learning Exchange Nepal)とともに、ICT教育支援について導入校での取り組みや活用状況を確認するため、ラリトプール市の小中学校を訪問しました。

導入した各校では、コロナ禍での自宅学習支援用に提供したタブレット端末が通常授業で活用されていたほか、コンピュータ室でのICT教育授業やロボットプログラミング授業を見学しました。意見交換を行った学校長からは、当財団の支援により授業が効率的に進行できることに加え、児童・生徒の授業に関する満足度が向上し、保護者からも好評である旨の説明がありました。

また、特別支援学校に訪問し、視聴覚障がいのある生徒が手話や読み聞かせのデジタル教材を活用しながら授業が行われている様子を視察しました。電子教材の導入により、児童たちが学ぶ楽しさを感じて、意欲的に授業に参加するようになったこと、さらに自習が可能になったことでクラス運営が効率的になったと教員から感謝された一方、障がいを持つ児童への電子教材の重要性を実感しました。

そのほか、ラリトプール市教育当局や教員など現地関係者の皆さんと教育現場で山積する課題などについて意見交換を行いました。当財団は、今後もICTによる支援を継続し、ネパールの教育分野へ貢献していきます。

担当者からのひとこと

ネパールでは、どの学校の生徒も目を輝かせて勉学に取り組んでおり、いつも子どもたちからエネルギーをもらいます。
小さな取り組みではありますが、少しずつお役に立てることを増やしていきたいと考えています。

▲特別支援学校で生徒たちが手話動画が挿入されたコンテンツを学習

▲グループでロボットプログラミングを学習する様子

▲セカンダリスクールでは一人一台のPCを使い、熱心に授業に取り組んでいました

▲教員や関係者の皆さんとの意見交換会