活動報告

【調査研究助成】九州工業大学 山田 雅之教授の研究報告サマリーをご紹介します。

【研究者】
九州工業大学  教養教育院   山田 雅之教授

【研究テーマ】
乳幼児の姿勢モニタリングシステムの開発

【研究期間】
2023年4月1日~2024年3月31日

【研究報告サマリー】
本研究では、乳幼児の発達過程を共有可視化するシステムの開発を将来に見据え、乳幼児の動作獲得過程自動抽出システムの開発について検討した。具体的には、乳幼児の生活を撮影した映像データを用いて手作業でアノテーションし、動作が発生したことを記録した。次に、映像データから人の骨格情報を自動的に抽出可能なOpenPoseを活用し、座標データを用いて動作を特定するためのシステムを開発した。加えて、画像キャプション生成モデル(生成系AI)を活用したシステム開発についても検討した。
現在解析が可能な環境として、仮想環境としての一般的な計算機(Mac)での実装に加えて、GPU(NVIDIA Quadro RTX6000)を搭載した解析用のサーバー(Ubuntuワークステーション ThinkStation P920)についても解析が可能な環境が構築された。
本助成を活用し、第41回身体知研究会(人工知能学会第二種研究会)を「こどもの身体知」というテーマで2023年11月25日に東京工芸大学中野キャンパスにおいて開催した。(HPに本助成を受けた記載あり)


【本助成にかかわる成果】


【本助成についての感想】
本研究テーマに助成をいただき、感謝申し上げます。本助成を活用することで高性能なGUPを用いた解析環境が整い、システム開発を実現できました。本研究で得られた知見を今後の発展に活かし、広く社会へ還元してまいりたいと考えております。