国際協力事業

【海外プロジェクトレポート】ネパールAPTプロジェクトの進捗について

2020年2月に着手したネパールでのアジア太平洋電気通信共同体(APT)のパイロットプロジェクトはコロナ禍により現地入りが叶いませんでしたが、国際往来が回復しつつある中、2022年12月に日本側のエキスパートが渡航しネットワーク構成・アプリ構築面での現地サポートを実施しました。

▲ダル役場でMayor(中央帽子男性)を囲んで記念写真

このプロジェクトはネパール通信主管庁や地方政府、現地NGO と協働して、デジタルネットワークの構築とそれらを活用したルーラル地域の生活水準向上の実証し、一つのモデルケース提案を目指したものです。ネパール西部のルーラル地域であるダル村を対象地として、医療・教育・行政のデジタル化を進めICTの恩恵をこの地域の方々へ広げる活動を進めています。

ネットワークやアプリケーションの設計、必要な医療器材の購入は遠隔でも可能でしたが、それら実地展開や構築は日本側のサポートが必要な場面もありました。今回の訪問を契機にプロジェクトの仕上げを進め2023年中のプロジェクト完了に向けて加速させていきます。

▲ダル中央病院の医療関係者とのディスカッション

▲小学校のPCルームで遠隔教育のディスカッション

▲ネパール西部のルーラル地域であるダル村。
光ファイバー網の敷設で自治体や住民が利用可能な地域ネットワークを構築します。

担当からひとこと

自身初めてのネパール出張で衛生面や食事面で若干の不安を抱えた出発でしたが、それらは全くの杞憂、特に食事はどこで食べても大変美味しいものでした。毎食カレー(現地でダールと呼ぶ。日本のカレースープに近い)が付いたプレートで、メインや付け合わせもカレー風味が多いのですが、豆や野菜、チキン・水牛など様々な食材を使い、味付けもお店によって全く違い飽きずにどこでも美味しいダールをいただくことができました。ネパールに行く機会があればぜひ現地のおいしい食事を堪能してください!