助成事業

2015年度助成のNPO法人新潟の科学・自然探偵のイベントに参加しました

2015年度社会的・文化的諸活動助成で助成している「NPO法人新潟の科学・自然探偵」のイベントに参加しました。

この団体は、体験型セミナーへの参加が物理的に容易でない中山間地や離島の住民、小中学校の生徒を対象に、参加費無料の「出前型科学イベント」(サイエンス・サーカス)を開催。体験学習を通し、子供達には科学のおもしろさを知ってもらうことで「理科」教科の勉学に対する強い動機付けを、また、住民には情報化技術、環境・エネルギー問題などに関する最新の科学技術に興味を持ってもらうことにより、高齢社会を迎え、より健康で安全で安心な暮らしを営んでもらうきっかけとなればとの思いで活動しています。

今回は、3月6日(日)、新潟県浦佐にある「瀧言」という古民家を移築した旅館で、大人約30名、子供約10名を対象に開催された「サイエンスサーカス」に参加しました。

セミナーは、主に大人向けに、歴史・サイエンスライターの原島広至さんによる「3Dプリンターのサイエンス」、ナュラルメディカル(株)の中山修志さんによる「心と身体のサイエンス」の2つのセミナーが実施されました。

「3Dプリンターのサイエンス」では、3Dプリンター・3Dペン、3Dスキャナーの仕組みや活用の方法について実物を見ながら学習。忠犬ハチ公のミニチュア、富士山の模型を作成しました。また、「心と身体のサイエンス」では、切っても切れない心と身体の関係について、食、考え方、姿勢等が身体に及ぼす影響、また、病気の予防、痛み等の症状の改善、ストレスとの上手なつきあい方をみつける方法について体験学習をしました。

子供向けには、新潟大学坪川紀夫名誉教授と新潟大学の学生有志による、割箸ゴム鉄砲の作成と、マジックボールづくりの他、液体窒素を使っての花の瞬間冷凍、空気砲の威力などのマジックショー等、子供たちの興味をそそるプログラムによる体験学習が実施されました。

マジックボールを作成する子供たち

マジックボールを作成する子供たち

仁方コメッセ3

液体窒素の大砲