11月5日、6日の2日間、カンボジアタケオ州のYeam Khao KDDIスクールで音楽教室を開催しました。この学校で初めて音楽皇室を開催したのは2016年6月です。その様子はTV番組にもなりました。
今回は、今年1月の東京交響楽団メンバーによるワークショップに続き、3回目の音楽教室となります。学校に到着するといつものように子供たちが笑顔で出迎えてくれましたが、ずいぶん人数が少なくなっていました。今日は全員揃っていないのかなと思いきや、11月に新学期を迎え、近くの私立校に行く子供が増えたとのこと。比較的都市部に近い地域では、「校舎が足りない」という時代から「学校を選べる」時代になったのかなぁと、うれしいような寂しいような複雑な気持ちになりました。
財団の井上専務理事の挨拶の後、バレーボールやバドミントンセット、それに日本から持参したau三太郎ノートをプレゼントしました。
授業は学年ごとに行いました。体を使ったリズム遊びや音符遊びは集中力を切らさずに楽しく学べます。人数が少ないので一人一人黒板の前に出て発表する時間を取ることもできました。
高学年はピアニカやハンドベルも練習しました。ハンドベルでジングルベルを最後まで弾き終わった後の一体感、達成感は感動ものでした。
12月2日には4年生から6年生の生徒たちがイオンモール・プノンペンで行われるイベント「Music Makes you smile !」に出場する予定です。おそろいのTシャツも作り、準備は着々と進んでします。もちろん練習のほうも、「ジングルベル」とカンボジアの民謡「アラピア」(カンボジア人なら誰でも歌える曲です)を披露しようと先生も生徒もとても張り切っていて、楽器を家に持ちかえって練習するなどラストスパートをかけます。
カンボジアの正式な授業カリキュラムには音楽や美術が入っていません。KDDI財団では、英語やパソコンの教室とともに情操教育の支援も継続して行っていきます。