2018年度 社会的・文化的諸活動助成、2020年度 継続型社会的・文化的諸活動助成に採択されたNPO法人ASHAが、コロナ禍で困難な状況にある低中所得国の国際保健分野の課題解決に挑む「Vision Hacker Awards 2021」選考会において、「“Basic Health Rights”を実現する!~コミュニティと共創し、デジタルが繋ぐ 自走・自律型医療提供モデルの構築」で大賞を受賞されました。
「Vision Hacker Awards 2021」は、低中所得国における医療・栄養などの国際保健分野に挑む若きリーダーを日本から発掘し、その取り組みを支援・応援するプロジェクトで、ビル&メリンダ・ゲイツ財団(ゲイツ財団)より協賛を受けた、特定非営利活動法人ETIC. が運営しています。
当財団が助成した取り組みを更に進められており、今回の受賞に僅かながらでも貢献できたことを嬉しく存じます。
ASHAの更なるご発展とご活躍を祈念しております。
NPO法人ASHA 任 喜史 代表理事からのコメントをご紹介します。
この度、KDDI財団様に長らくご支援いただいている「ネパール地方部における医療情報管理システム導入・データ活用による医療の質向上支援」を核とする弊団体の中核事業「Rajpur Project」について、そのSDGs達成に向けたインパクトや若手Global Health実践者のロールモデルとなる可能性を評価いただき、「Vision Hacker Awards」を受賞いたしました。
今回の事業は、初回助成時に行ったプロジェクトを起点としており、これまで取り組んできた医療の質向上に加え、そこで見出した「そもそも医療自体が足りない」という課題も解決できるようなプロジェクトです。今回の受賞を励みに、本団体の核であるデジタル・ITに加え、現地の“コミュニティの力”も合わせながら、団体ビジョンである「誰もが健康で入れる権利」(Basic Health Rights)実現に向けて邁進する所存です。