KDDI財団は、2025年3月よりカンボジアにおけるデジタルデバイド解消プロジェクトの一環として、「駐車場空き状況確認中央システム」の構築を推進してきました。
本プロジェクトは、日本の総務省が支援するアジア・太平洋電気通信共同体(以下、APT)プログラムの採択案件として、カンボジア経済財務省・デジタル経済総局(以下、GDDE)と協働で実施したものです。2026年1月14日、同システムの運用開始とプロジェクトの完了を記念し、首都プノンペンにて完成記念式典を開催しました。
本プロジェクトでは、プノンペン市における駐車待機車両の削減や渋滞緩和による環境改善、都市流通の円滑化を目指し、日本の技術を参考にしながら、GDDE局内の人材育成・技術力向上にも取り組みました。併せて、モバイル端末アプリケーションのプロトタイプを開発し、プノンペン市内の駐車場空き状況の確認や目的地までのナビゲーションを提供できる仕組みを構築しました。アプリケーションは英語とクメール語に対応しています。
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モバイル端末アプリについて説明する担当者
また、駐車場内の空車状況を把握する方法として、当初は既存IoTセンサーの活用を検討しましたが、インターフェースの問題から、CCTV(監視カメラ)の映像をAIで解析して空き状況を判断する技術を採用しました。
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駐車場に設置された監視カメラ
式典には、GDDEのヌオンリー・タイン局長をはじめ、カンボジア郵電省およびGDDE関係者、協力駐車場事業者、日本の総務省、APTからも関係者が出席しました。
冒頭あいさつでタイン局長は、「カンボジアでは自動車が年間約11%のペースで増加しており、対策が急務となっている。KDDI財団と協力して本プロジェクトを進められたことを大変喜ばしく思う。この取り組みはアーバンパーキングソリューションの実現に寄与し、ドライバーと駐車場を繋ぐことでカンボジアの発展およびデジタルガバメント化に大きく貢献する」と述べました。
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挨拶するタイン局長(左から2人目)
KDDI財団からは、花原理事長より「技術の進展と人類の幸福」をテーマとした基調講演を行い、続いて担当者よりプロジェクトの成果報告と、今後のさらなる発展に向けた協力をGDDEへ依頼しました。
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講演する花原理事長
式典終了後、プロジェクト関係者で駐車場の監視機器のほか、設置状況を視察しました。
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関係者でシステムや駐車場を視察
KDDI財団は今後も、ICTの利活用による社会課題解決に向け、開発途上国における取り組みを積極的に推進していきます。