助成事業

ハラール研究会の活動状況について

2015年度社会的・文化的諸活動助成で助成している「ハラール研究会」を訪問しました。

この会の活動は、増加している訪日外国人、特に東南アジアのイスラム圏からの観光客の足を従来の東京・富士山・関西といったゴールデンルートにとどめず、日光、那須はもとより、風光明媚な栃木県の農村部に向けさせ、県の観光産業の活性につなげようというものです。

会の代表の宇都宮大学友松篤信名誉教授はJICA職員として派遣されたインドネシアでの経験を生かし、イスラムの独自性(特にハラール食、礼拝)に応える受け入れ体制の整備に尽力。宇都宮大学の学生や国際協力分野の教員、イスラム圏からの留学生、青年海外協力隊経験者が中心となり、地元の観光コンベンション協会や観光関連企業と連携してムスリムフレンドリー化の活動を行っています。

活動の成果は、地元の大手ホテル、レストランでのハラール食の提供、栃木県最大のテーマパークである東武ワールドスクエアーでの礼拝室の設置等徐々に現れているようです。