国際協力事業

スバエクトム Ty Chean一座の近況

カンボジアの伝統芸能スバエクトムのティーチアン一座の最近の写真が送られてきましたので、ご紹介します。

ホールのまわりに植えたバナナがだいぶ増えました。上演のときに供物を作るのに重宝しているほか、緑が増えて、雰囲気作りにも役立っています。
8日に1回の仏教の戒律日には、ホールに花や果物、お線香を供えています。
日本人のお客様がいらしたときのために、カンボジア語/日本語の対応表を見ながら日本語の字幕を出す相談をしています。
芝居に合わせて字幕を出して確認します。

 

練習の様子です。字幕と合わせることを考えて、1時間バージョンや40分バージョンを練習しています。
楽器の練習

劇場も少しずついい雰囲気が出てきました。一座のメンバーは、スバエクトムを絶やさないよう影絵人形を制作し、お芝居の練習をし、後継者を育成したりと、日々地道な努力を積み重ねています。こうして伝統芸能を継承することに加えて、今回、座員たちが自らアイデアを出し合ってお客様に観ていただくための工夫をしているのを知り、とてもうれしく思います。KDDI財団もますます力を入れて応援したいと思います。