8月19日 東京表参道のチェンカフェにて、財団が助成している「モザンビークいのちをつなぐ会」主催の公演にいってきました。
モザンビークより来日したマコンデ族の若者アーティスト、ナジャさん、オズバルドさんが現地の生活を歌にし、ギターとベースで約10作品を演奏、国外への持ち出しが非常に困難とされている貴重な仮面を被り、聖なる儀式で踊る「マピコ」という舞踏の披露で締めくくりました。
KDDI財団は、会が推進する「スラムの寺子屋でのe-ラーニング」を支援していますが、主催者の榎本さんは、「スラムに住む子供たちの生活はとても貧しく、自活する能力、技能を習得する機会がない。大人になって何をしたいか、どうなりたいかの夢を描くことすらできず、窃盗、飲酒等に走ってしまいっている。そんな彼らにとって、ナジャ、オズバルドのような若者がヒーロー的存在となり、スラムの常識にのまれることなく、夢を追い実現していこうとする力を身につけていく原動力となってほしい」と語っていらっしゃいました。
彼らは、10月まで日本全国で約40公演をこなし、11月にモザンビークに戻り、歌でスラム街の美化を啓発する活動(家庭と路地の清掃)をしていく予定とのこと。