KDDI財団は、ICT教育プロジェクトの一環として、ネパール・ラリトプール市を中心に、現地パートナーであるOLEネパールと協力しながらロボットプログラミング教育の支援を行っています。
2026年2月13日、当財団とラリトプール市の共催により、「第2回ラリトプール市長杯ロボット競技会」を開催し、生徒たちが日頃の学習成果を発揮しました。
競技会では、生徒たちが自ら設計したロボットを会場で組み立て、プログラムを組み込みコースを走行させました。コースは、黒板に描いた幅3センチの白線をロボットに取り付けた光センサーで検知しながら進み、白線上に配置したレゴブロックの障害物を回収してゴールを目指す内容です。
完走するロボットがある一方で、コースアウトや障害物を回収できないロボットも見られましたが、生徒たちは問題点を素早く見つけ、プログラムを短時間で修正し、ゴールを目指しました。審査時には、結果に涙する生徒や、それを励ます仲間の姿も見られ、競技を通じて友情や協働の姿勢が育まれていることを強く実感しました。
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ロボットを手に競技に臨む生徒
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励ましあう生徒
また、競技とは別に、展示用ロボットの発表も行われました。作品は社会課題への関心が高く、作業負担の軽減、地域の課題解決、身体障がい者の支援ツールなど、大きく三つのテーマに分かれていました。
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本をめくってくれる身体障がい者支援ロボット
いずれも創意工夫に富み、生徒たちの視野の広さと問題解決への意欲がうかがえる内容でした。成績優秀校には、当財団の花原理事長からメダルとトロフィーを授与し、参加者全員に賞状を渡しました。
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花原理事長からメダルを授与される成績優秀者
後日、チリバブ・マハラジャン市長を訪問し競技会の成果を報告したところ、当財団とOLEネパールの継続的な取り組みに対する謝意が示されるとともに、今後も市教育当局と連携し支援を継続していくことを確認しました。
また、競技会後には、2025年度から新たに支援を開始したカトマンズの南東約200kmにあるダーラン市の女子校を訪問しました。こちらではE‑Learningを活用した授業を視察するとともに、ロボットプログラミング教育で制作したロボットのデモンストレーションを見学しました。6年生から10年生の生徒7名が英語でプログラムの内容とロボットの仕組みを説明し、続けて実演を行いました。
生徒一人ひとりが熱心に取り組む様子が印象的であり、意見交換の場では、生徒から「日本が発展した理由」に関する質問が寄せられ、花原理事長は教育の重要性と、あらゆることに興味を持つ姿勢の大切さを強調しました。
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生徒によるロボットデモンストレーション
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E-Learning を活用した授業
KDDI財団は今後も、ICTを活用した学習環境の整備と人財育成を通じて、ネパールをはじめとする開発途上国の教育支援に積極的に取り組んでいきます。