2024年 8月6日 ~ 8日にインドネシア・ジャカルタで開催された「The 21st APT Telecommunication/ICT Development Forum (ADF-21)」(※)において、当財団職員がAPT(アジア・太平洋電気通信共同体)に採択された2件のプロジェクト成果を発表しました。
※ADF:APT加盟メンバーが毎年プロジェクトの成果を発表する会議
1.ラオスにおける「インターネット通信の品質保証とセキュリティ確保のためのテストシステム開発研究」
本プロジェクトの成果物は、ラオスの通信サービス品質検査センター(QIC: Internet and Telecommunication Service Quality Inspection Center)で活用されています。今後の取り組みとして、モバイルアプリケーションを導入してさらなる通信品質の改善に繋げる予定です。
2.ベトナムにおける「画像認識を用いた『聴覚障がい者向け手話学習システム』の開発・研究」
聴覚障がい者を対象とした学習機会の平等な提供を目指して、ベトナム郵政通信技術大学(PTIT)と協業し、AI技術を利用した「手話学習システム」のプロトタイプを制作しました。成果発表の質疑応答では、インドネシアやフィリピンからの会場出席者から手話学習システムに関する具体的な質問もあり、今後本システムが広く活用されることはプロジェクトの成功と認識できるとの見解を示しました。